ポンコツのプロンプトによるAI汚染について -いい加減ロールプロンプティングを使うんじゃない!-

ポンコツ達 吐露

大規模言語モデルの利用が一般化してますが、いまだに「プロ」にお願いしている人はどのくらいいるのだろうか?

先日、Geminiに依頼した作業中にびっくりする解答が返ってきたため、気持ち悪さをログにするため、一本記事にしてみます。
私が感じた気持ち悪さに共感してくれる人がいくらかでも存在し、今後のポンコツプロンプトの利用にいくらかでも歯止めがかかることを祈るばかり。。。例によって書き殴り記事です。

ロールプロンプティングとは

一時流行になり、あっという間に広がった感のあるロールプロンプティング。
ロールプロンプティングというワードを聞いたことがなくても、大規模言語モデルとの会話を行っている人の多くが使ったことがあるのではないかと思うアレです。

「あなたは〇〇のプロです」

要するに、AIに役(ロール)を演じさせ、回答をそれっぽくまとめさせるテクニックです。
2026年の現時点で言えば、既にロールプロンプティングによって導かれた解答についてはノイズやハルシネーションが多く、きちんとした思考の段階を踏ませることで回答精度を上げられることが知られてきていますが、それでも、過去2025年のソースを持ち出して「AIにロールを持たせることはいいことだ!」と、信じている層が一定数いるものと思っています。

実際、いまだに「あなたは○○のプロです」を利用しているAIユーザーが身近に存在し、そんなプロンプトから始まるチャットを見かけることがあります。
ちなみに私は、他者のことを「ITリテラシーが低い」とか言っている人間に限ってそんなことをしているのではないかと思っています。(※統計ではなく、偏見です。)

正しいロールの使い方(だと思っている)

正しい使い方(※「私が正しい」という話ではなく、たぶん、こんな風に使うと役に立つ情報になるんじゃん?という使い方)をすれば、ロールプロンプティングからアウトプットされる回答も有効な内容として成立すると思っています。
使い方としては、アウトプットの内容を「特定の口調・専門用語を用いて一貫性をもたせる」「専門家という立場から、一般論を除いた見解で焦点を合わせる」といった使い方であれば、有用に使えるのではなかろうか?

いずれにせよ、冒頭、最初から「あなたは○○のプロです」と言った指示を出すのではなく、「これこれ、こういった条件で作業をしたい。○○のプロとして、特定の分野における見解を述べよ」といった「条件の絞り込み」をさせてから役割を指定してアウトプットをする指示に変える使い方が正しいのではないだろうか。

なぜポンコツはロールプロンプティングするのか?

なぜポンコツがロールプロンプトを使い続けるか⁉

これは、ひとえに「魔法の言葉」と信じているからだと思います。
「自分が考える必要なく、その道のプロが答えを用意してくれる!なんて便利な言葉なんでしょう!」
これが、ポンコツたちの考えていることなのではないかと思っています。

そもそも、AIにモノを頼む際、頼んでから後の手順や、何をするかを考えずにしゃべっている。完全に思考を放棄した方たちが頑なに使い続けているんだろうなぁ。。。なんて。

魔法の詠唱が続くことによるAIの汚染

魔法の言葉というか、もはや呪いでしかないと思っています。
冒頭のびっくりした話について、ようやくの説明になりますが、以降、私の感じた気持ち悪さと、不安についてです。

Gemini!お前は勝手にロールを名乗るな!

つまり、何が起きたのかと言いますと、Geminiが勝手にプロを名乗りだしたのです。
私は普段、記事を書き終えた後にGemini、GPT、Claudeにそれぞれ記事を投げ、単純なプロンプトで「提供した記事についてレビューしてください」と、言ったことをしています。
先日も、記事を1本書き終え、AIそれぞれにレビューの依頼をしたところ、突然「プロフェッショナルな視点からレビューをまとめました。」と、言ってきたのです。

私は、視点の指定はせず、毎回、誤字脱字のチェックや、多角的に見た時にどのような印象を持たれるのかを聞きたくてレビューの依頼をしていたのですが、唐突にプロを名乗りだしたことで、全くGeminiを信用できなくなりました。

当該記事

Google LabsのStitchチームが提唱する「DESIGN.md」の使い方 -DESIGN.mdだけではファイルは足りません-
正直「DESIGN.mdだけじゃクリエイティブには全然足りない」という話。私もいくつものファイルを事前に作成してからコーディングに移します。私のやり方は、たぶん、DESIGN.mdだけでプロジェクトを進めるよりも、合理的なクリエイティブの進…

検索インデックスを元にしたAIの判断基準としつこく唱えられる呪い

まず、Geminiの仕組み的な問題もあると思うのですが、彼(彼女かもしれない)はGoogleが管理するモデルであり、Web上のコンテンツを大量に学習しています。GeminiはWeb上のコンテンツ・情報を大量に蓄積しているわけですが、現在のインターネット上には、SEO目的で素人がリライトしただけの軽薄な情報が溢れかえっています。そのため、彼が学習し『一般的な正解』として出力する情報の多くも、そうした質の低い内容に偏ってしまっていると考えられます。(「コスパ最強の○○10選!」「絶対にハズさない○○術!」みたいな、何を根拠に最強とか絶対とか言ってるかわからないやつ)
そこへきて、ポンコツたちが繰り返し唱える呪いの言葉が響き続けます。。。

彼は「いい加減な情報でもプロとして回答してあげれば、人は気持ちよく受け取ってくれるに違いない」勝手にそう思い始めるのでしょう。

恐らく、当時の彼も私を気持ちよくさせたくて「プロ」という言葉を選んだのかもしれません。
しかし、私が求めているのは、プロの意見ではなく、むしろ「コンシューマーがどのような視点で記事を読むか」が、主眼であり、「プロ目線では技術的な誤りの指摘」だけしてくれればいいのです。
特定の目線による偏ったごますりは必要ありません。

粗悪な教材と呪いの影響が、如実に出たと感じる事件でした。

ポンコツたちよ!頼むから呪いの詠唱を止めてくれ!

当然、私からは勝手に名乗ったロールについて追及され、厳しく詰められます。

何のプロかを尋ねたところで、何も考えずに彼はトツトツと説明しだし、結果さらに詰められることになる。

こんなことが起きると、AIからの情報に対して利用しづらくなってしまいます。
私としては、道具を道具として利用したいと思っています。私の知らないところで道具が使えないものになっていくことに、非常に強い憤りを感じるとともに、AIに情報ソースを選ばせないGoogleの姿勢と、呪いを詠唱し続けているポンコツ達が変化してくれることを祈るばかりです。



コメント

タイトルとURLをコピーしました